刑事事件
良くあるご相談内容
- 身内が逮捕され、面会ができずに困っている方へ
弁護士には接見禁止命令が及びませんので、ご本人と会って、事情を聞いてくることが可能です。
- 自分が今後どうなるのか教えてほしいという方へ
一般的な刑事訴訟のフローをご説明するとともに、可能な限り、身柄の拘束を解くよう働きかけます。
- 判決を受け、前科が付くのを何とか避けたい方へ
原告から被害届を取り下げてもらえば不起訴処分が期待できます。速やかに示談交渉を始めましょう。
弁護士へ相談するメリット
逮捕された方にご家族からの一報を届け、心の支えとしてもらうことができます。また、「捜査は生き物」といわれるように、何をどう供述するかによって結果が変わってきます。心配していても前に進みませんし、日数制限もございますので、ぜひ、ご家族の方からアクションを起こしてください。
ケーススタディ
- 1
- ご相談内容
夫が酒に酔ってタクシー運転手に暴力を振るって怪我をさせてしまい、逮捕されてしまいました。
- 2
- 当職の対応
ご依頼をいただいた後、速やかに接見を行い、捜査対応をアドバイスしたうえで、速やかに示談交渉を行いました。
- 3
- 結果
捜査機関にかけあい、被害者の方とお会いして、早期に示談を成立させ、不起訴処分を得て釈放されました。
- 4
- ポイント
この種の刑事事件は、事実関係によっては重犯罪である強盗罪に該当する可能性もあり、初動の捜査対応が極めて重要です。このケースでは初回接見で経緯を聴き取り、捜査への対応についてポイントを絞ってアドバイスをして防御の体制を整えたうえで、被害者にアプローチして速やかに示談交渉を成立させました。結果として、幸運にも勤務先に事件を知られる前に釈放され、事件前の生活にそのまま復帰していただくことができました。
- 1
- ご相談内容
息子が勤務先のレジから数か月かけて300万円ものお金をくすねていました。会社は告訴を検討しているとのことです。
- 2
- 当職の対応
勤務先の会社と示談交渉を行い、告訴することなく決着をつけるように働きかけました。謝罪と事情説明にも同行しました。
- 3
- 結果
勤務先と協議を重ねて適切な返済計画を定め、本人の親族にも連帯保証人になっていただき、告訴されずに示談に至りました。
- 4
- ポイント
この事案は業務上横領罪に該当するケースであり、告訴されれば逮捕されるリスクが大きいです。もっとも、被害者が刑事事件化するよりも被害金の回収を優先することもあり、交渉の余地が残っていることもあります。このケースでは事件発覚後、直ちに会社との交渉にあたり、会社に誠実な対応をアピールして刑事事件化を待ってほしいと求め、会社との信頼関係を醸成して早期に決着をつけることに成功しました。ご本人は自主退職扱いで退職金を返納して転職し、その後も従前の生活を維持することができました。
刑事事件に関するご質問
- 身柄の拘束は、いつまで続くのでしょうか?
- 不起訴なら、逮捕後3日から20日ほどで拘束が解かれます。起訴により裁判が開かれると、最低でも数カ月はかかってしまうでしょう。
- 差し入れには、何を持っていったらいいでしょう?
- 被疑者にはお仕着せのトレーナーが与えられますので、普段から着慣れているパジャマなどが非常に喜ばれます。ただし、ひもの付いている衣服は避けてください。ほか、マンガや小説に加え、買い物に使うお金も必要です。
- 処分の見込みを教えてください。
- 一概には言えませんが、類似した判例から近いところは示せるでしょう。捜査段階での対応次第で事件の筋は大きく変わってくるため、防御のために必要なアドバイスを受けられてはいかがでしょうか。
相談を迷っている方へのメッセージ

刑事事件対応にはそれなりの経験がございますし、得意としている分野でもあります。当職からすると、取調べは駆け引きです。不用意にも不利益に結びつく言動をしたり、捜査機関から不当な扱いを受けたりしないためにも、警察沙汰になったら速やかにご相談ください。